身元開示精子ドナーと身元非開示精子ドナー

Cryosでは、身元非開示精子ドナーと身元開示精子ドナーを提供しています。2つのタイプの違いは、お子様が18歳になった時にドナーを特定できる情報を受け取ることができるかどうかです。どちらを選ぶかはあなた次第であり、様々な要素によって影響を受けます。

精子ドナーを選択する際にまず考えなければならないことの1つが、身元非開示ドナーと身元開示ドナーのどちらを選択するかです。倫理観や個人的な事情次第で選択は異なりますが、治療を受ける国の規制も考慮する必要があります。

Anonymous and Non-anonymous Sperm Donors

第三者精子の提供が始まってから30年が経った今でも、ドナーを特定できる情報をお子さまが受け取れるようにすべきかどうかという問題は世界中で広く議論されています。結果、ある国では身元非開示ドナーと身元開示ドナーの両方を認め、またある国では一方のみを認めるという状況が生じています。

T規制を遵守するため、お客様が治療を受ける国の規制をお客様ご自身でご確認ください。通常は、お客様が治療を受けるクリニックが現行の規制を教えてくれるはずです。もしそうでなければ、ご遠慮なくクリオスのカスタマーサービスにご連絡ください

身元非開示ドナーと身元開示ドナーのどちらであろうと、ドナーはその提供精子を用いて生まれたお子さまに対する親としての一切の権利を持たず、またドナー側からお子さまに連絡を取らないことに同意しています。

身元非開示ドナー

身元非開示ドナーに連絡を取ることはできません。身元非開示ドナーを選択した場合、お客様はドナーに関してドナープロフィール以外の情報を受け取ることはありません。Cryosはドナーの身元を決して開示いたしません。

ドナーは、身元を開示しないことをドナー自身が望んで決断しており、その提供精子を用いて生まれたお子さまにドナー側から連絡を取らないことにも同意しています。お客様にも、将来に亘ってドナーへの連絡を試みないということについて、契約書にて同意していただきます。

しかしながら、提供精子はDNA情報を帯びているため、ドナー、お客様、子どもの情報はDNA分析によりたどることが理論上可能であり、結果としてプライバシーを損なうリスクが常にあります。

身元非開示ドナーを選ぶ理由は?

身元非開示ドナーを選ぶ理由はさまざまです。あなたはドナーについてあまり多くのことを知りたくないかもしれません。将来、お子さまがドナーと会うことを望まないということもあるでしょう。ある家族は、理想の家族を実現するために提供精子を使うのであって、お子様の人生にドナーという存在が関わることを望みません。国の規制上、身元非開示ドナーを選ばざるを得ない方もいます。どのような理由にせよ、この選択はお客様次第であり、どうすべきかを判断できるのはお客様ご自身に他なりません。

身元開示ドナー

身元開示ドナーをお選びになると、生まれたお子様が18才になった時に、ドナーの身元を特定できる情報を受け取ることができます。お子さまがCryosに連絡し、ドナーを特定できる情報を得てドナーへの連絡を試みることができます。ドナーを特定できる情報とは、ドナーの氏名、Cryosへの登録住所、生年月日です。ドナーは、自分のドナー精子で生まれたお子さまから連絡を受けることに同意しています。

ドナーが同意していたとしても、お子様が18才になった時にドナーの気が変わっていないか、あるいはドナーへの連絡が可能かどうかについて、Cryosは保証や確認を行うことができません。

お子様は、ドナーに関する情報を受け取るために、ご自身がCryosの特定の身元開示ドナーのドナー精子を用いた治療により生まれたことを文書で証明する必要があります。

ドナーは、お客様やお子様に関する情報を、クリオスから一切受け取ることはありません。ですから、ドナーと連絡を取ることを望むか望まないかは、完全にお子様の意思に委ねられます。

身元開示ドナーを選ぶ理由は?

身元開示ドナーを選ぶ理由はさまざまです。1つの理由として挙げられるのは、ドナーと連絡を取りたいかどうかをお子さまの判断に委ねたいというものです。

身元開示ドナーを選ぶことで、お子様はドナーについてドナープロフィールに含まれる情報よりも多くのことを知る機会が得られます。

ドナーによって生まれたお子さまの中には、自らの遺伝的な出自について少しでも多く知ることが重要だと考える方もいます。こうしたケースでは、身元開示ドナーを選ぶことがお子さまにとって大きな支えとなります。ドナーに連絡を取ることを一切望まないお子様もおりますが、連絡を取れる可能性が与えられたことに感謝する可能性もあります。

ドナーの決定

ドナーは、Cryosで精子提供を開始する際に身元非開示または身元開示のどちらのタイプのドナーになるかを自ら選んでいます。一度決定を下したら、変更することはできません。

ドナーはこの決定を下すのに十分な情報を与えられます。私たちの経験豊富なドナーコーディネーターに相談する場もあります。一人一人のドナーが自らの決定の意味を理解したうえで後悔のない決定(これはドナー自身と子どもの双方に影響を及ぼす決定なのです)を下すことは極めて重要であり、自分の下す決定の意味するところが十分に理解できるよう、コーディネーターがサポートします。